覚えたことは、思い出して使うと残る
大学生が、スワヒリ語と英語の単語40組を覚えた実験です。覚えたあとの練習のしかたを変えて、1週間後にどれだけ覚えているかを比べました。読み返す回数を増やしても、記憶はほとんど変わりませんでした。
ANZASでは毎朝の1限は、前日に習った表現を口に出して復習します。授業はすべて、発話が中心です。
Karpicke & Roediger(2008) [1]
「今、英語を喋りまくる」こと以上に、大切なことはない。その一点に、朝から晩まで集中できる学校。そしてその先に、英語以上の視野を。
ANZASの授業は、聞く時間より話す時間が長くなるように設計されています。グループ授業はありません。1日7コマ、すべてマンツーマン。あなたが黙っていられる時間は、ほとんどありません。
うまく話せない日があっても、翌日また7コマ、口を開く。この反復が、ANZASが約束できる唯一の上達法です。
English × Global Experience Program
午前はマンツーマンで、その日の現場で使う表現を練習します。午後は地域での活動や職業体験の現場で英語を使い、夕方に講師と英語で振り返ります。覚えた英語をその日のうちに本物の場面で使うので、思い出して使う機会が、教室の中だけで学ぶよりも増えます。
最終日には英語で活動を発表し、修了証を受け取ります。高校生・大学生が対象で、学校単位でも参加できます。
動物園でキリンを見て感動した。これを英語で伝えたいとき、「キリン」という単語を知らなければ話せない、と思いがちです。でも、「首が長い」「草を食べる」「黄色い動物」と絞り出せば、会話は成り立ちます。
ANZASの授業で大切にしているのは、この絞り出す訓練です。知っている言葉で何とか伝え、足りなかった言葉をその場で覚え、次の会話で使う。単語が増えるほど伝わる範囲が広がり、話すことが楽しくなっていきます。
大学生が、スワヒリ語と英語の単語40組を覚えた実験です。覚えたあとの練習のしかたを変えて、1週間後にどれだけ覚えているかを比べました。読み返す回数を増やしても、記憶はほとんど変わりませんでした。
ANZASでは毎朝の1限は、前日に習った表現を口に出して復習します。授業はすべて、発話が中心です。
Karpicke & Roediger(2008) [1]
外国語で話そう、書こうとすると、学習者はときに「言いたいことがうまく言えない」という問題に気づきます。その気づきが、言い方を考え直し、言い直すことにつながる。この過程そのものが、外国語を身につける過程の一部だと論じた研究です。
ANZASでは「キリン」と言えなければ、「首が長い、草を食べる、黄色い動物」と絞り出す。言えなかった言葉は、その場で講師から受け取ります。
Swain & Lapkin(1995) [2]
1コマ50分×1日7コマを、平日60日。合計で約350時間、英語を話す授業を受けます。毎日25分のオンライン英会話を同じ12週間続けた場合の約10倍、週1回50分の英会話教室なら約35倍の時間です。
※ANZASは1コマ50分×1日7コマ×平日60日で計算しています。オンライン英会話と英会話教室は一般的な例として、毎日25分・週1回50分で計算しました。
滞在先は提携ホテル、校舎は商業施設の中。買い物も食事も英語です。希望すれば、ボランティアやインターンシップで、学んだ英語を使う現場に出られます。
言葉に詰まったら、講師は答えを教える前に、知っている言葉で言い換えるよう促します。口下手な人でも、明るく手を差し伸べるフィリピン人講師が口を開かせます。
話した英語の誤りは、講師が正しく言い直して聞かせるのではなく、本人に言い直してもらいます。研究で、こちらのほうが効果が大きいと報告されています。
英語を学ぶ152人を、授業時間を短い期間に集中させたプログラムと、長い期間に分けたプログラムに分けて、伸びを比べた研究です。中級の学習者は、集中したプログラムのほうが伸びが大きいと報告されています。上級の学習者では、その差は中級ほど大きくありませんでした。
ANZASでは1日7コマを、平日に毎日。週に1〜2回ではなく、短い期間に集中させています。
Serrano(2011) [3]
| 国内の 教室 |
留学 | 国内の 集中プログラム |
|
|---|---|---|---|
| 話す量 | − | − | 伸びた |
| 一度に話す長さ | − | − | 伸びた |
| 話す速さ | − | − | 伸びた |
| なめらかさ | − | 伸びた | 伸びた |
フランス語を学ぶ学生28人を、国内の教室・留学・国内の夏の集中プログラムの3つに分けて、話す力の伸びを比べた研究です。授業の外でフランス語を話し、書いた時間がいちばん長かったのは、集中プログラムのグループでした。留学したグループは、授業の外で母語の英語を使うことが多かったと報告されています。
ANZASでは滞在先も、街も、ボランティアの現場も英語です。授業の外でも、英語を使う時間が続きます。
Freed ほか(2004) [4]
人が1対1で教える指導の効果を、複数の研究からまとめて分析した研究です。「効果量は2.0(2標準偏差)」という以前からの通説は裏づけられませんでしたが、指導なしと比べて効果量0.79という、はっきりした効果が報告されています。
ANZASではグループ授業はありません。7コマすべてが、講師と1対1です。
VanLehn(2011) [5]
教室での研究をまとめて分析した結果、話した言葉の誤りを指摘すること(訂正フィードバック)には、はっきりした効果がありました。正しく言い直して聞かせるより、本人に言い直させるほうが効果が大きいと報告されています。
ANZASでは講師は、正しい文を先に言いません。言葉に詰まったら言い換えを促し、間違えたら本人に言い直してもらいます。
Lyster & Saito(2010) [6]
※ここで紹介している研究は、ANZASの授業そのものを調べたものではありません。授業の設計の一つひとつについて、効果を確かめた研究を紹介しています。
出典